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インタビュー

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自分がつらい病気を経験したからこそ、
患者さまの声を聴き、気持ちに寄り添った診療をしていきたいと思うんです

体調を崩して動けなくなったときに、私のつらさを理解し、共に歩んでくれた先生がいました。そんな先生のように、そっと気持ちを慮って患者さまに寄り添ってあげられる医師でありたいと思います。からだに関するお悩みは、私に打ち明けてもらえたらと思います。

診療の際に心がけていることはどんなことですか?

私は、患者さまの声を聞くことを大切にしています。診察の前に問診票に症状を書いてもらうのですが、それを見ながら今一番辛いことをお話しいただくようにしていますね。

診察の一環として症状を聞くだけではなく、患者さまご自身が誰かに話したりで、口にしたりすることで新しく気づくこともあると思います。なるべく私はお話を引き出せるように、できるかぎり患者さまのリズムに合わせて、お話をお伺いするように心がけています。

東洋医学や漢方になじみがない人も多いと思いますが、先生はどのように東洋医学や漢方に出会ったのでしょうか?

私が東洋医学や漢方を知ったきっかけは、父が鍼を学ぶために中国に留学したことでした。父がお土産で漢方薬を持ってきてくれたのですが、「こういうのがからだに効くのかな?」と最初は私も半信半疑でした(笑)。

実は、中学・高校時代に体調を崩してしまい、動けなくなってしまったことがあったんです。そのとき西洋医学で原因がわからず、鍼や漢方の治療を受けてなんとか元気に学校に通えるまでになりました。

お医者さんといえば、注射や検査をして…というイメージかもしれませんが、東洋医学では脈を診たり、舌を診たり、機械を使わずに自分の五感を駆使して診断し、治療法を見つけていきます。このように長年培われ続いてきましたから、やはり侮れないと思います。そんな東洋医学の魅力にどんどん引き込まれて、中国へ留学しました。

中国に留学した際、印象に残っているのはどんなことですか?

私が留学した先は上海でしたが、夏はものすごく蒸し暑いんですよ。タオルを干したらジメジメした状態で乾くほどでした(笑)。中薬学という科目の先生には「上海の夏は冷たいものを食べないように」といわれました。それは、冷たいものをずっと口にしていると胃腸が弱って、秋口におなかを壊してしまう。つまり、夏の不摂生が秋に来るということなんですね。きちんとからだを守るルールを決めて予防をしておけば、病気にならないんです。おばあちゃんの知恵袋みたいですが、上海ではこの「養生」の考え方が根付いていて、その大切さを改めて感じました。

もうひとつ印象に残っているのは、中国人のおおらかさです。仕事、生活、恋愛、さまざまな場面において、日本では「こうあるべき」みたいな考え方がありますが、中国は融通がききすぎるぐらい懐の大きい国だと思います。向こうで生活したおかげで、いろいろな方法があると気づかされました。「これはダメだったけど、次はこうしてみよう」と工夫ができるようになり、気持ちに余裕が持てるようになりました。

東洋医学と西洋医学の両方を学ばれている先生は、どのように治療をおこなっていますか?

東洋医学は歴史が長く、時代ごとにさまざまな治療法がうまれてきました。だから、同じ患者さまに対して先生により診断が変わってくるんです。言い換えれば、ひとつの病気に対してアプローチ方法がたくさんあるということです。答えはひとつじゃないというか…。私はそれが漢方だったり、体操だったり、もちろん西洋医学でもいいと思うんです。患者さまに一番納得していただける方法で治療をすすめていけたらと考え、日々取り組んでいます。

先生は医師としてどんなことを大切にしていますか?

私は中学・高校時代に病気になったとき、動けない状態になったことがとてもショックでした。原因がよくわからなかったため、まわりの人に話しても理解してもらえず、受け止めてもらえませんでした。共感してもらえないというのは、病気にもましてつらいことでした。

そんな状態から元気になれたのは、話を聞いてくれて、気持ちを慮ってくださった先生に出会えたからでした。私も先生のように、患者さまの気持ちに寄り添えるような医師でありたいと思っています。

最近、自分の悩みを打ち明けられる友人のいる方が少なくなったかな、と感じています。友人はいても、まわりの人には悩みを知られたくないのかもしれません。仕事をされている方では、仕事の内容を誰にでも気軽に話せないので、一層ストレスがたまり、孤独感が募っていくものです。

私は自分が病気で辛かった、孤独であった気持ちを忘れず、医師としての役割を担えていけたらと思います。